60歳からパソコンをはじめ、80代でアプリ開発に挑戦。若宮正子さんから学ぶ、人生100年時代の思考法

みなさん、若宮正子さんをご存知ですか?

80代でアプリ開発を行う女性として、海外メディアに取り上げられることも多い若宮正子さん。なかでも、アップル社 ティム・クックCEOとの対談は大きな注目を浴びました。

高校卒業から働いてきた銀行を60歳で退職した若宮さんに待ち受けていたのは、家族の介護でした。外でおしゃべりするのも出かけるのも大好きな若宮さんは、不安と寂しさでいっぱいだったそうです。なぜなら、介護を始めると、外に出るのも自分の時間を作ることも難しいと考えていたからでした。

若宮さんはある日、運命を変えたといっても過言ではない雑誌の記事に出会います。「パソコンを使えば外に出なくてもいろんな人とおしゃべりができる」と書いてあったそうです。「これだ!」と思った若宮さんは、当時高価だったパソコンを退職金で衝動買いし、外と繋がりを持ち始めました。そして、介護と好きなおしゃべりを両立させ、日々を充実させていったのです。

彼女の行動力と少しの勇気が、第二の人生を大きく変え、その後もエクセルアートやアプリ開発、あのTEDにも出演するなど、活躍の場を広げています。

人生100年時代に必要なことは

若宮正子さんのご活躍から「とりあえずやってみよう!」という意欲を持ち続けることが大切なのだとわかります。寿命が長くなり、人生100年時代と言われる昨今、定年を迎えても残り40年は、自由に過ごせます。

若宮正子さんのお話を聞くと、何かを始めるのに遅すぎることはないんだと思いませんか?「おもしろいものがあるとすぐ飛びついちゃう」という若宮正子さんの好奇心や考え方に、私たちも負けてはいられません。

人生をより豊かにするヒントをミライカレッジで

ミライカレッジでは、人生100年時代をどう生きるか…ヒントになるような活動を行っています。自分らしい人生を実現させるための講座やワークショップ、イベントなどを多数ご用意しています。

働き方もそう、暮らし方もそう。人生100年時代におけるライフデザインをどう描くか…一緒に考えてみませんか?

(画像出典元:60歳を過ぎると、人生はどんどんおもしろくなります。/若宮正子著/新潮社刊)